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三人称単数現在形(三単現)とは?具体例で解説!sをつける文法の一覧

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三単現のs

 

三人称単数現在形(三単現)とは?解説!sをつける文法の一覧

 

大阪市福島区の英語塾『福島英語塾』講師の犬伏です!

 

三人称単数現在形(三単現)という言葉。まるで呪文のように覚えさせられませんでしたか?とりあえずこの言葉を覚えておけば中学校・高校では対応できたかもしれません。

 

しかし、英語を話したり、書いたり、能動的に英語を使う時にはきちんと判断基準を持っていないと、正しく英語は使えません。

 

そこで「三人称単数現在形(三単現)とは?」に正しく使えるようになるために、まずは3つの用語を解説していきます。

犬伏先生
犬伏先生

 

 

「三人称」とは?

 

それではまず1つ目の用語。そもそも「三人称」ってなんでしょう?いきなり三人称と言われてもよくわかりませんよね。一人称・二人称ありきの三人称なので、まずは一人称の説明から。

 

まず、一人称というのは

 

 

私を含む人

 

 

のことです。

 

よくある誤解ですが、「I(私)」が主語の時、一人称だと思っている人が多いようです。私を含んでいれば良いので、「We(私たち)」も一人称です。とにかく私を含んでいること、これが一人称です。

 

次に、二人称はというのは

 

 

あなたを含む人

 

 

です。

 

英語の「you」は「あなた」という単数の意味もあれば、「あなたたち」という複数の意味を表すこともあります。どちらも二人称です。あなたさえ含んでいればいいですから。

 

さぁ、本題の三人称です。ここまで一人称・二人称を説明していれば、後は簡単!

 

三人称は

 

 

一人称と二人称以外の全ての名詞

 

 

です!

 

誤解しないように明記しておきますが、全ての名詞なので、人間だけじゃなく、モノであろうが、動物であろうが、抽象的な概念であろうが、どんな名詞も「私」と「あなた」以外なら三人称。

 

人称の「人」という言葉に引っ張られないでくださいね。

 

 

「単数」とは?

 

単数とは、1人とか1つということです。それでは、小数点だったり、ゼロはどうなるのでしょう?

 

小数点は複数扱い、ゼロは状況によります。ちなみに、nothingは何もないことを表すので、ゼロの考え方ですが、単数扱いです。しかし、none(誰も~ない)という単語は単数扱いにもなるし、複数扱いにもあります。細かい説明をすれば、noneがno oneやnothingの意味で使われる場合は単数扱いです。

 

それに対して、noneがnot any(思いつく中で一つも~ない)という意味で使われる時は複数になります。これは文脈上、複数の選択を頭に描いているかどうかの違いなので、少し難しいかもしれませんね。よくわからなければ、ここは少し置いておきましょう。

 

今は単数とは何か、の基本を抑えると思って、1人とか1つとか1を表すものを単数と捉えておきましょう。

 

 

「現在形」とは?

 

現在形とは何かと聞かれたら、ほとんどの人は現在の話をする時の形と答えるかもしれません。しかし現在形は何も現在の時間だけに特化して使われるものではありません。以下の例文を見れば一目瞭然です。

 

 

I usually wake up at 7 o’clock.
普段7時に起きます。

 

 

朝7時に起きるのは何も今日の話だけではありません。現在形とは一部の使い方を除いて、基本的には安定的な話をする時に使う表現です。

 

 

「現在形 = 安定」

 

 

というように覚えて起きましょう。

 

 

 

まとめ

 

今回は「三人称単数現在形(三単現)とは?」について解説をしていきました。三人称単数現在形(三単現)とは動詞にsをつける文法です。

 

 

三人称

一人称・二人称以外の全ての単語

 

単数

1人・1つ

 

現在形

現在形を使いたい

 

 

 

どんな時に動詞に「s」をつけるの?


では、基本の用語を押さえたところで本題の「どんな時に “s” をつけるのか」を説明します!

 

簡単です!

 

さっき確認した3つの用語(三人称・単数・現在形)が全て満たされていたら動詞に “s”をつけます。具体的な例の一覧を見ていきましょう。

 

 

he(彼)

 

三人称
私ではないし、
あなたでもないそれ以外の名詞だから三人称。
オッケー!

 

単数
彼は一人だけだから単数。
オッケー!

 

現在形
現在形を使います。
オッケー!

 

 

3つオッケーが出たので動詞に “s” をつけます。

 

例:He likes to sing.

 

こんな具合です。それでは、他のケースも見てみましょう。

 

 

they(彼ら・それら)

 

三人称
私ではないし、
あなたでもないそれ以外の名詞だから三人称。
オッケー!

 

単数
彼ら・それらは複数。
ダメ!

 

現在形
現在形を使います。
オッケー!

 

 

3つの条件が揃わなかったので動詞に “s” をつけません。

 

例:They like to sing.

 

 

another(他の)

 

三人称
私ではないし、
あなたでもないそれ以外の名詞だから三人称。
オッケー!

 

単数
anotherはan + otherで成り立つ言葉。
anが付いているので単数。
オッケー!

 

現在形
現在形を使います。
オッケー!

 

 

3つオッケーが出たので動詞に “s” をつけます。 

 

例:Another guy sells furniture.

 

 

both(両方)

 

三人称
bothだけが使われていたり、
後に私やあなたが来なければ三人称。
オッケー!

 

単数
bothは複数を表す。
ダメ!

 

現在形
現在形を使います。
オッケー!

 

 

3つの条件が揃わなかったので動詞に “s” をつけません。

 

例:Both my parents have black hair.

 

 

Tom or Kate(トムかケイト)

 

三人称
私ではないし、
あなたでもないそれ以外の名詞だから三人称。
オッケー!

 

単数
orは「~かどうか」。
つまり片方だけを選択することになるので単数。
オッケー!

 

現在形
現在形を使います。
オッケー!

 

 

3つオッケーが出たので動詞に “s” をつけます。

 

例:Tom or Kate does the dishes.

 

 

Tom and Kate(トムとケイト)

 

三人称
私ではないし、
あなたでもないそれ以外の名詞だから三人称。
オッケー!

 

単数
andは2人とも含むので複数。
ダメ!

 

現在形
現在形を使います。
オッケー!

 

 

3つの条件が揃わなかったので動詞に “s” をつけません。

 

例:Tom and Kate live together.

 

 

each(各・それぞれ)

 

三人称
私ではないし、
あなたでもないそれ以外の名詞だから三人称。
オッケー!

 

単数
eachは「それぞれ」という意味で
意識が一人一人に当たっているので単数。
オッケー!

 

現在形
現在形を使います。
オッケー!

 

 

3つオッケーが出たので動詞に “s” をつけます。  

 

例:Each person gives a 5-minute presentation.

 

 

every(各・それぞれ) ※everyone/everythingを含む

 

三人称
私ではないし、
あなたでもないそれ以外の名詞だから三人称。
オッケー!

 

単数
everyは「全て」という意味ですが、
意識は一人一人に当たっているので単数。
オッケー!
これもこれもこれも・・・ぜーんぶ!と言ったイメージ。

 

現在形
現在形を使います。
オッケー!

 

 

3つオッケーが出たので動詞に “s” をつけます。  

 

例:Everyone knows my name.

 

 

no one/nothing(誰も~ない・何も~ない)

 

三人称
私ではないし、
あなたでもないそれ以外の名詞だから三人称。
オッケー!

 

単数
no oneもnothingはoneやthingが単数なので単数扱い。
オッケー!

 

現在形
現在形を使います。
オッケー!

 

 

3つオッケーが出たので動詞に “s” をつけます。  

 

例:Nothing gets better.

 

 

他に気をつけること!

 

一覧を見てきましたが、他にも判断が難しいものがあります。ここでは、その全てを取り上げることができないので、基本的な判断基準を伝えておきます。難しいところは名詞が単数扱いなのか複数扱いなのか、ということです。

 

英語をはじめ、どの言語も意味が文脈に依存するところが大きく、どんな状況で話される言葉なのかを考えなければいけません。

 

例えば familyという言葉。

 

「家族」という意味ですが、文脈によって捉え方が変わります。

 

「旦那の家族は白味噌のお雑煮を食べますが、私の家族は関東風のお雑煮が好きです。」なんて言う時には「家族」という言葉を1単位として捉えています(単数扱い)。

 

それに対して、「うちの家族はみんなお雑煮が好きです。」という時には家族を個人として捉え、複数人いるので複数扱いします。

 

また別の文脈で「両家(両家族)とも元旦にお雑煮を食べます。」と言えば、家族を1単位として考え、それが2単位あるので、both familiesと表現します。

 

このように文脈によって単数・複数の扱いは変わるということです。

 

判断が難しい単語もあるとは思いますが、文脈上、単数扱いをしているのか複数扱いをしているのかで考えてみてください。

 

 

例外!

 

基本的には動詞に “s” をつけてあげたら良いだけですが、中には例外もあります。

 

そんなに難しい話ではないので、確認だけしておきましょう。

 

基本はこんな文法でしたね。

 

 

take

takes

 

 

動詞に “s” をつけるだけ。

 

でも中にはこんな変化もあります。

 

 

do

does

have

has

 

 

動詞が “-s, -z, -x, -sh, -ch” で終わる時は “s” ではなく “es” をつけましょう。これは文法というよりか、そうしないと発音が難しくなるからだと思ってください。

 

例えば、missという動詞に “s” をつけると「ミスス」と言いにくいですよね。だから間に “e” を入れて、「ミスィズ」とするわけです。どの音も下の先が上の前歯と下の前歯の境目に触れるくらいの位置にありますね。

 

その時に “s”を連続で発音するのが難しいので、 “e” を入れるわけです。

 

 

miss

misses

 

fix

fixes

 

wash

washes

 

catch

catches

 

 

最後は “y” を “i” に変えて “es”!これ、なんか韻を踏んでて、覚えやすいですよね。英語講師の実感として、これを覚えている人は多い気がします。

 

 

carry

carries

 

try

tries

 

clarify

clarifies

 

 

もう一度確認!


三人称単数現在形(三単現)とは?」について細かい文法はありますが、上記の一覧で確認したように、たくさん見て間違えてはまた確認して覚えましょう。

 

大切なのは基本的な判断基準。

 

 

三人称単数現在形

 

 

この3つの基準が揃ったら、動詞に “s” を忘れないようにしてくださいね。

 

 

三人称

一人称・二人称以外の全ての単語

 

単数

1人・1つ

 

現在形

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