講師紹介
福島英語塾 代表兼講師
犬伏 崇之(いぬぶし たかゆき)
■ご挨拶
大阪市福島区にある英語塾『福島英語塾』代表兼講師の犬伏(いぬぶし)です。英語の勉強は文法を学んだり、単語を覚えたりする知識を得る側面とリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングといった日々練習するべき側面があります。ざっくり勉強とスポーツを兼ね備えた学習が英語学習だと思ってください。そのどちらも継続して学習することが英語習得には大切です。
まず知識については最低限必要な知識を授業と授業外のLINE公式アカウントからの配信で勉強します。英会話学校や英語塾というのはそのサービス上、どうしても週に1回だったり2回だったりと時間の制限があります。その中で結果を出すためには授業外でどれだけ勉強のサポートができるか、ということが大切です。知識面においてはできる限り授業外でサポートをしていきます。
それでは授業では何をするかというと、講師がいないとできないこと・効率良く進められないことを学習していきます。自分で英語を書いたり話したりしてみたものの、それって本当に正しいの?伝わってるの?と思ったことはありませんか?こういうところはなかなか自分では解決できないですよね。そういった自分では解決できない問題を講師がサポートしていきます。実際に授業の中で英語を使って、それを改善していく授業スタイルです。
英語を学び始めたばかりの中学生・高校生から英検1級・TOEIC900点を超える上級レベルのビジネスマンまで、生徒様の英語レベルは様々です。それでもどんな方にも共通して言えるのは、できないことができるようになる自分を発見することの楽しさです。福島英語塾で一緒に学んでいただける方に成長の楽しさを知っていただける学校を目指し、日々精進しています。
■英語学習歴
今でこそ、大阪市福島区でこうして福島英語塾の講師をさせていただいていますが、僕が英語に興味を持ち始めたのは高校1年生の頃です。それまでは特に英語が得意な学生ではありませんでしたし、英語が話せるなんてことはありませんでした。そんな僕がどうやって英語ができるようになったのか、ぜひ参考にしてみてください。
■高校時代
僕が英語に興味を持ったのは勉強ができなかったからです。高校1年生の初めての試験で僕は全生徒360人程の中で300位くらいの結果を出しました。勉強に興味があったわけでもないし、特に何か打ち込めるものがあったわけでもありません。そんな普通の高校生でした。でもあまりにも成績が良くなかったものなので、とりあえず塾にいくように薦められるんですね。当時から無駄なこと(当時の僕が無駄だと思っていたこと)をするのが嫌で、英語なら将来役に立つか〜、ぐらいの気持ちで英語塾に行くことに決めました。きっかけはそれだけです。
その塾では特別なことをしたわけではありません。基本的な英文法を勉強し、単語を覚える。基本を忠実に守っただけでした。でも同時に英語に対する興味がどんどん湧いてきて、自分から教材を探したり、英語の本を読んだりするようになりました。ここから僕の英語上達への道が始まります。
ここで学びにできるポイントは『きっかけ』と『自主性』です。それを同時に叶えてくれたのが『できるって楽しい』という感覚です。それを見つけることができたら、スキルアップが本当に楽になります。
■大学時代
そんなこんなで英語漬けの高校時代を過ごし、英語が得意科目になっていったわけです。大学は引き続き、英語が勉強できるところがいいな、と思い、神戸市外国語大学を受験し、無事合格。でも辞めちゃうんですね。その翌年、関西外国語大学に入り直すことになるんです。まぁ、一度大学を辞めているので、親にも迷惑かけてるんですね。だから次の大学は絶対結果を出さないといけない!そういう気持ちで目標を立てました。4年の間に英検1級とTOEIC900点以上とTOEFL600点以上を取ろう!という目標です。この全てを在学中に達成することができました。
ここでの成功の鍵は『もう失敗できないプレッシャー』と『目標設定』をしたことです。今になって考えたら失敗できないこともないんですが、当時は親に申し訳ない気持ちもあって絶対失敗できない!という気持ちにあって、それが絶対結果を出す!という結果につながったんだと思います。
■オーストラリア留学時代
交換留学で大学3回生の時にオーストラリアのアデレードというところに留学に行きました。アデレード大学で1年間英語でいろんなことを勉強しました。よく留学をすれば英語ができるようになる、と言いますが、半分正解で半分間違いだと思っています。留学に行っても日本人と過ごし、ほとんどの時間を日本語で過ごす人もいますが、日本人以外とコミュニケーションを取ろうとする場合、四六時中英語でどう伝えればいいのか?ということを考えるわけですよね。ずっと英語で考える癖が身につけば、場所を問わず英語力はつけられると思います。留学はその状況を容易に作ってくれるという意味で効果が高いとは言えますが、それも本人次第かなと思います。
この留学中、僕の英語力に大きな変化が生まれます。この時点までで日常的な簡単な会話には困らない英語力はついていましたが(間違いはいーーっぱいしてます!)、込み入った会話はまだまだできないレベルでした。ちなみにこの頃にはすでにTOEFLで600点以上は取っていたので、TOEICでは900点以上、英検なら1級と準1級の間といったところです。それでも込み入った話はできない。ショックでした。だから行動を起こしました。この留学中に英語でディスカッションをする会を立ち上げました。そこでいろんな国の人集め、普段は話さないようなトピックについて会話をしていきました。これは現在、「Eigoでディスカッション」という形で福島英語塾のイベントレッスンにつながっています。このディスカッションをきっかけにいろんな込み入ったトピックに対して、ネイティブスピーカーにも物怖じせず発言できる英語力が身につきました。
ここでの成功の鍵は『英語で考える癖を身につけた』ことと『行動を起こした』ことです。留学にしてもディスカッションの会立ち上げにしても、どちらも当時の自分がいた環境から抜け出して行動を起こしたからこそ勝ち得た成長でした。これが現在の英語力につながっています。
■大学院時代
大学卒業後に大学院に行くことになります。ものすごく後ろ向きな理由です。仕事をしたくなかった。きれいな言い方をするともっと英語が勉強したかった、ということです。この時にも勉強は続けていましたが、あまり成長を感じない2年間だったと思います。ディスカッションは継続していたので、その意味では英語力のキープはしていましたが、英語力が伸びたとは実感できない期間だったと思います。
ちなみにこの頃、アメリカで英語講師としてインターンシップをしています。日本人が他の日本人や韓国人、ロシア人なんかに英語を教えるわけです。これは非常に良い経験だったと思います。それでも僕は大失敗なインターンシップだったと思っています。なぜなら、このインターンシップで達成したいことなんて何も考えていなかったからです。
大学院時代はあまりうまくいかなかった理由は『目標設定をしなかったこと』と『危機感のなさ』だったかと思います。大学院の間に達成する目標もなければ、仕事をしたくないから勉強するという後ろ向きな動機付け・・・。大学生の頃のもう失敗できない!絶対結果を出してやる!とやる気に満ち溢れていた僕はどこに行ったのでしょう・・・。
でもこれも学びにしていただきたいんです。僕はこの後、社会人になり、翻訳会社に勤めるのですが、この訳4、5年ほどは英語をまともに勉強していないんです。英語には触れているけれども、本気で勉強はしていない。そんな期間があったんです。今、僕の英語資格だけを見たら、結構すごいなぁ、先生は違うなぁ、とおっしゃられる人がいるんですが、そうではないんです。長い時間をかけて、頑張った時もあれば、サボった時もあるけれど、長く継続したから結果が出た。あきらめないで継続したことに成功の鍵があります。
■社会人時代
就職した先は翻訳会社でした。ここでもとても貴重な経験をさせていただきました。英語だけできてもダメなこと。専門的な分野で知識や技術を身につけないと英語を活かせないことに気付きました。英語学習を生活の中心にしていくと英語ができることが価値のあることに思えてきます。価値がないとは言いませんが、それは仕事や生活の中で手段として英語を生かし、目的を達成できた時にこそ真価を発揮します。
僕はここで自分の英語力がまだまだ通用するものではない、と思ったため、また資格取得を目指しました。今になって思うと資格を目指すよりも専門知識を身につけた方がいいのでは?とツッコミを入れたくなるのですが、僕の勘違いはいつも僕を成長させてくれます。ということでケンブリッジ英検の最上位CPEを受けるんですね。そしてこれに受かるんです。
ここでの成功体験は何なんでしょう?笑 多分『勘違い』が僕の場合はかなり成長を促してくれているんですが、これは皆さんに還元できません。学習者に還元できることを言うなら、『継続は力なり』です。
■現在
現在、僕は福島英語塾の代表として『好きなこと』を仕事にして『人の役に立てること』を日々継続しています。僕と同じ道を歩む必要性はないのですが、それでもこの経験を学びにすることはできると思います。
最後に伝えたいことは僕は特別でも何でもない、むしろ平凡な人間だということ。でも『好きなこと』を通して、学習を『継続する』ことができ、『行動』を起こしてきたから、今の自分があると思っています。福島英語塾を受講される生徒様にも英語を勉強したい『きっかけ』を作り、学習を継続でき、行動を促せるようなサポートをしていきます。
■英語資格
ケンブリッジ英検CPE取得
TOEIC 985点
英検1級